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終活の手順をご案内 | 人生を楽しく見つめなおす 綜合終活サイト「All My Life」

終活の手順をご案内

後期高齢化の社会になり、終活という言葉が話題となっていますが、実際に終活を始めようとしても、手順がわからないという方が多くいらっしゃいます。

終活は人生の最後を安心して迎えるための準備です。

自身の終末期について考え、幸せな人生を送れるようにすることです。

言葉としては古い物ではなく、2010年に新語・流行語大賞にノミネートされました。

終活という比較的新しい言葉が短時間で広く認知されたということは、終活の考え方が多くの人に支持されている証でしょう。

 

1:エンディングノートの内容について

終活と言えばエンディングノートと言われるほど定着してきました。

エンディングノートは文房具屋や本屋、ネット通販で購入することができますが、遺言書と違って法的効力はありません。

一般的なエンディングノートに書くことや手順などについてご紹介しますので、参考にしてみてください。

 

『個人や親族について』

書いておいた方が良いことの一つに、自分の情報や親族のことがあります。

自身の情報には、病歴や何かあった時に連絡してほしい人の連絡先と自分との関係、手順などです。

縁遠くなってしまい、ご家族でもよくわからない親族がいる場合もあるので、エンディングノートに書き残してください。

 

『葬儀や供養、介護等の自分の希望』

今は健康でも、認知症になることや、病気で意識不明になってしまった場合の時のために、希望を残しましょう。

どのような介護を希望するか、誰に介護してもらいたいか、臓器移植などはおこなうべきか、終末医療はどこまでしてもらいたいかなど、今の気持ちを記しておいてください。

葬儀や供養、お墓の希望なども記録しておくことは残された方に重要な情報です。

最後をどのように迎えたいか希望を記しておくことにより、ご家族も悩むことなく対応することができます。

 

『身辺整理』

エンディングノートには、望むことや個人情報の他に、身辺を整理する意味もあります。

身辺を整理するということは、自分の今までを振り返り、人生を整理することでもあります。

必要なものや不必要なものを選択し整理していくことは、残されたご家族の負担を減らすことになります。

身辺整理は思いのほか時間がかかるので、嫌になることや辛くなることもあるかもしれませんが、着実に行ってください。

 

『書類や身の回りの物の処分・整理』

保管書類や権利書、銀行関係、保険証券などの大切な書類を整理してください。

いらない書類はシュレッダーなどにかけて情報がわからないように処分してください。

また、洋服や身の回りの物も整理してください。

いつか使うからと保管しているものでも、1年以上使わない物は処分するなどのルールを決めましょう。

残しておきたい物は大切に保管してください。

家族には不要なものでも、歴史的に価値のある物や愛好家が欲しい物もあります。

価値のある物の譲渡先などもエンディングノートに明記しておくといいいです。

 

2:遺言書を作成する

終活を考える時、真っ先に頭に浮かぶのが遺言書ではないでしょうか。

エンディングノートに法的な拘束力はありませんが、遺言書は法的拘束力があります。

自分の財産を法定相続人以外にも残したい場合などには遺言書を残しておくことが大切です。

遺言書には自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類があります。

 

『自筆証書遺言』

自筆で書く遺言書です。

ワープロ入力や他人に書いてもらうと無効になることがあります。

書いたことを秘密にできますが、15歳以上であること、裁判所の「検印」が必要になることなど、形式が整っていないと無効になることがあります。

また死後、遺言書が見つからない、遺言書の内容を改ざんされるなどの危険性があります。

 

『公正証書遺言』

法務省所管の公証役場で2人以上の立ち合いのもと、遺言を残したい人が話した内容を公証人が遺言書として作成したものです。

法律的にも問題のない遺言書が作成でき、原本が公証役場に保管されるので、改ざんされる危険性がありませんが、作成には資産に応じた手数料がかかります。

 

『秘密証書遺言』

自分で作成した自筆証書遺言を公証役場に持って行き、公証人に遺言書があることを証明してもらうのが秘密証書遺言です。

 

3:メリット

終活をすることによって、自分の人生を見つめなおすことや、これからなすべきことが整理できるなど、様々なメリットがあります。

・家族と、お葬式など普段話しにくい事柄について、事前に話し合えるきっかけを作ることができます。

・介護や治療が必要となった時に、認知症など何かしらの事情によってコミュニケーションを図れなくなってしまい、治療の範囲や経済的な問題についてご家族が悩むことをさけられます。

・遺言書やエンディングノートで葬儀や連絡すべき人、遺品整理などが速やかに行え、後にもめることもなく家族の精神的負担を減らすことができます。

・介護が必要になった時のことなどに対する不安や心配について、事前に家族と話し合うことで解消することができます。

・身辺を整理して、いらない物を処分したりすることによって、肩の重荷が取れたような充実感と気楽さを感じられます。

 残された時間を考えることで、後悔せずに充実させることができます。
 人生を充実させる方法は人それぞれですが、やりたかったことを始めるなどを少しずつ実行させてみてはいかがでしょうか。

 

4:まとめ

高齢になると多くの方が一度は「死」を考えます。

自分の人生を振り返ることそのものが「終活」です。

過去を振り返り、今後の生き方を周囲の人と共有することが大切です。

終活をすることで自分自身の不安が解消され、残りの人生を充実させることができます。

やるべきことはたくさんありますが、自分で死に向き合うことにより、一層充実した人生を送れるようになります。

是非ともこの機会に、ご自身の終活と向き合ってみてください。